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三世代同居・近居で使える下関の支援制度|加算30万円の条件と「近居」の定義

しものせき住まいガイド編集部作成 / 2026.10.11 公開

下関市住宅取得支援事業では、新たに三世代で同居・近居する場合に30万円の加算があります。「近居」は同じ小学校区か隣接する校区に住むこと。加算が付く条件(市外からの転入、または下関駅周辺地区への転居)と、親の家の近くに建てるときの土地・間取りの考え方をまとめました。

「親の近くに家を建てたい」「実家に戻って同居したい」という相談は、下関では珍しくありません。市もこうした転居を後押ししていて、住宅取得支援事業に三世代の加算があります。この記事では、加算の条件と「近居」の意味、親の家の近くで建てるときの実務的なポイントをまとめます。

先に結論

  • 住宅取得支援事業の加算:新たに三世代で同居・近居する場合+30万円
  • 近居=三世代の住宅が同じ小学校区、または隣接する2つの小学校区にあること
  • 加算が付くのは「市外からの転入」または「下関駅周辺地区への転居」の場合に限られる

加算の内容

下関市住宅取得支援事業では、基礎額に次の加算が付きます。

加算の区分 金額
中学生以下の子が1人いる世帯 +30万円
中学生以下の子が2人以上いる世帯(2人目以降1人につき) +20万円
新たに三世代同居・近居する場合 +30万円

子育て世帯で三世代近居なら、基礎額に60万円以上の加算が付く計算です。ただし、上限額(区分ごとに100万〜200万円)を超えることはありません。制度全体は補助金まとめの記事を参照してください。

「新たに」の意味

すでに同居・近居している人が建て替える場合は「新たに」にあたりません。市外から戻ってくる人や、市内の別の地区から親の近くへ移る人が対象です。

加算が付く場合

市のページでは、加算は「市外からの転入及び市内転居で下関駅周辺地区への転居に限る」とされています。市内の居住誘導区域外から区域内へ転居する場合(基礎額50万円)には、この加算は付きません。自分の区分を住宅政策課(083-231-1941)に確認してください。

「近居」の定義

市は「三世代が居住するそれぞれの住宅が、市内の同一の小学校の校区内にあること、または隣接する2つの小学校の校区内にあること」と定めています。

  • 同じ校区なら、距離は問いません
  • 隣の校区でも対象です。ただし「隣接する2つ」なので、校区を1つ飛ばすと対象外です
  • 校区の境界は市の教育委員会の校区図で確認できます

親の家の校区と、候補の土地の校区を先に調べておくと、土地探しの範囲が決めやすくなります。

同居と近居、どちらが向いているか

観点 同居(二世帯住宅) 近居(別の家)
建築費 1棟で済むが、水回りを2つ作ると費用は増える 土地と建物が別に必要
土地 親の土地に建て替えられれば土地代が不要 新たに土地が必要
生活 介護・育児の助け合いがしやすい。距離感の調整が難しい 適度な距離を保てる
補助 同居も近居も加算は同じ30万円 同じ
将来 親世帯の部分が空くときの使い方を設計で考えておく 売りやすい

親の土地に建て替える場合の注意

  • 古家の解体費:木造30坪で150万〜250万円程度(費用の記事)。危険空き家に該当すれば市の解体補助が使える場合があります(空き家バンクの記事)。
  • 擁壁と地盤:長く住んでいる土地でも、建て替えでは新たに地盤調査が必要です。古い擁壁は作り直しになることがあります(地盤と災害リスクの記事)。
  • 名義と贈与:親名義の土地に子が建てる場合、土地の使用貸借や、将来の相続を踏まえた整理が必要です。税理士か司法書士に相談してください。
  • 市街化調整区域:郊外の実家が市街化調整区域にある場合、親族の自己用住宅として建てられる場合がありますが、条件があります(市街化調整区域の記事)。

近居で土地を探すときのコツ

  • 校区図を見て「対象になる範囲」を先に線で引く
  • その範囲で、ハザードマップ(防災マップの記事)と居住誘導区域(記事)を重ねる
  • 親の通院先・買い物先への道順を実際に歩いてみる

まとめ

  • 三世代同居・近居の加算は30万円。「新たに」で「市外からの転入または下関駅周辺地区への転居」が条件
  • 近居は同じ小学校区か隣接校区。校区図で範囲を先に決める
  • 親の土地に建てるなら、解体・擁壁・地盤・名義を早めに整理する

親の近くに住むことは、補助金の額以上に、日々の暮らしの支えになります。制度は「きっかけ」として使い、住み方は家族で話し合って決めてください。

出典・参考

情報の確認日:2026-10-11。制度の内容・金額・受付状況は変わることがあります。申請前に必ず各窓口の最新情報をご確認ください。